自分の大切な人が、体調を崩したら、誰もが気にする。全く気にならないのであれば、その人が、自分にとって大切ではないからである。大切な人の体調が気になったら、その人に対して、何らかのケアをしてあげると思うが、その前に、気づいておきたいことがある。
最初に、自分がケアをしてあげなくても、大切な人は大丈夫だとしたらということを考えておきたい。自分が行動しなくても、大切な人が大丈夫なら、何をしたいかということである。大切な人は、自分でケアしたいかもしれない。自分のケアでは、不十分かもしれないし、不適切かもしれないし、最悪、悪くするかもしれない。自分ではなく、第三者の方が、大切な人の復調が早いかもしれない。
一番の対処法は、どうしても、何がなんでも、大切な人にやってあげたいことができるまで待つことである。どうしても、何がなんでも、何としてでもという気持ちが起こらなければ、何もしないということである。自分の積極的な行動でなくても、自然な流れで、意図しなくても、ケアをすることになったり、そうせざるを得ない状況になれば、行動することに躊躇いはない。そうでなければ、緊急時以外は、じっくりと、ことの成り行きや、自分の感情を観ることである。
人を変えるのに、弱い力であればあるほど、人は変わる。人を変えようとする自分や、第三者の言動は、一番強い力である。一番弱い力は、自分の感情、思考、意思を変えることである。大切な人を想う感情が揺らいだ時に、その感情を抑制するような言動をせず、その人を想っていれば良いのである。
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