１．霊って何？
あなたは、霊が好きですか？おそらく、霊のことが大好きで、四六時中霊のことを考えるほど楽しくって、霊とずっと一緒にいたいなんて人は、いないのではないでしょうか？
どちらかと言うと、なんかのきっかけで、見えたり、聞こえたりして、イヤな経験をしたり、葛藤を乗り越えたりせざるを得なかった人ばかりです。
一般的には感覚できない、見えないものが見える人を、能力者と呼んでいます。能力者のひとりは、飲みに行った席で、たまたま隣にいたオーストラリア人から、見えるようにさせられてしまった話を聞きました。一緒に車に乗っていて、白いのが後ろから追いかけてくるんだけど、なんとかしてと、言われたこともありました。首と肩に、なんかまとわりついていて、取り除くよう頼まれたこともありました。
また、ある能力者は、妖怪を食べる妖怪をつくって、妖怪から被害を受けないようにしていると聞いたとこがあります。霊や妖怪と焦点が合うと、気持ち悪くなって、耐えられないと嘆いてるとも聞いたことがあります。
ある人は、スーパーや電車など、人の集まるところは、気持ち悪くなるから行きたくないと言っていました。顧客からの依頼を受けると、顧客と同じ現象や症状を体験するからつらいと言っていました。
もちろん、結界など身を守る術があるのにも関わらず、能力者は、人並み以上に苦労するのかもしれないと思っています。少なくとも、人並み以上にラクな暮らしではないと思います。世に言う、人に害を及ぼす目に見えない存在、霊や妖怪、悪魔などが、好きと言うよりは、それらの存在を通して、人を助けるのが好きだったり、人を治すのが好きだったりするのではないでしょうか？それらの存在自体が好きな人というのは、いないのではないでしょうか？
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