人生のパートナーを探すにあたって、これとこれをすれば、必ず見つかるなど、必勝マニュアルというものはない。しかし、パートナーができる前に、気づいておきたいことはある。自分の心に問いかけて、自分の本音に触れることをお勧めする。
まず、自分の人生が終わるまで寄り添うパートナーが、なぜ欲しいのか?自分ひとりでも、幸せに暮らせるし、さみしさを埋めるためなら、パートナーじゃない選択もあるはずである。パートナーが欲しい理由が、経済的なことであれば、それが全く問題なければ、パートナーが欲しいかどうかを考えてみてほしい。
次に、パートナーがいないひとりだからこそ、楽しめることを考えてみよう。例えば、好きなことを、好きな時に、好きなだけできるのは、パートナーがいない時だけである。パートナーが欲しいと思う時は、パートナーがいる時の、いいところしか見ていないからである。物事を、より多くの視点や、角度から見たり、考えたりできると、どっちでも大丈夫だと思えるのである。
最後に、パートナーができた後、パートナーの意思で別れに至ったり、先立たれたりすることになった時も考えたい。パートナーともっと長い間、共に過ごしたいと願ったり、もっと長く生きて欲しいと望んでも、叶わないという話は、山のようにある。パートナーができて、最善のことだけでなく、その反対のことも承知であれば、後悔がより少なく、パートナーを探すことや、パートナーと過ごすことができる。
未来はわからない。少し先のことでさえも、何が起こるかは分からない。「パートナーが欲しい」と感情が揺らいだら、色々な角度から考えてみて、「パートナーがいてもいなくても、どちらでもいいな」と自然に思える境地に至ることが、パートナーが最もできやすい状態であると考えている。
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